北海道内で飼い主が飼育を放棄し、処分されるペットの
犬や猫が後を絶たない。07年度は8千匹余りの犬、猫が
処分された。人間の勝手な都合で放棄された例が目立つという。
ペットの高齢化は人間社会と同様に進んでおり、介護が
困難になって放棄するケースもあるようだ。
飼い主が「返品」をめぐってペット店とトラブルになる
ケースも多いという。
8060匹・・・。07年度、北海道内で行政が殺処分した
犬、猫の数だ。道内の自治体は保護した犬、猫は
1万2074匹。7割弱が飼い主や譲渡先が見つからずに
処分された。
札幌市動物管理センターでは、約1週間待っても
引き取り先が見つからない犬や猫は、二酸化炭素を充満
させた処分機で殺処分する。07年度は約2千匹の犬、猫を
処分した。所長は「施設の収容や人員に限界があり
長期間の保護は無理。かわいそうだが、仕方がない」と話す。
道は06年度、飼い主が保健所に犬、猫を引き渡した理由を
調べた。犬は「飼育者が高齢・病気」が18.1%で最も多く
「引越し」(14.6%)や「無計画な繁殖」(14.2%)などが
続く。猫は「不要な子猫」が28.2%と最多。
「飼育者が高齢・病気」(23.8%)や「引越し」(15.2%)も
多かった。飼い主の都合で、飼育を放棄された事例が目立つ。
所長は「最近は飼い主とペットの高齢化が進み、肉体的に
飼えなくなるケースが増えている」と話す。札幌市の登録の犬の
4分の1が10歳(人で60歳くらい)以上の高齢犬だ。
平均死亡年齢は13歳(同74歳くらい)と、高齢化が進んでいる。
高齢犬は自力での移動や排泄が困難で、高齢の飼い主が
介護するのは大変だという。
道や札幌市は、保護している犬、猫をホームページに載せて
新たな飼い主を募っている。07年度、札幌市では保護した
犬728匹のうち318匹を、猫は2056匹のうち129匹を
譲渡した。同市は子犬、子猫の提供者と飼育希望者が
直接出会う譲渡会も年に数回開いている。
それでも、高齢の犬、猫は譲渡先が見つかりにくく
病気などから譲渡できない場合も多い。同センターは
「家族全員が協力できるか、飼うことができる住宅か、飼う前に
十分考えてほしい」と呼びかけている。
一方、安易な購入でペット店などとトラブルになる事例も
少なくない。
札幌市消費者センターは今年4~9月、23件の相談を受けた。
特に犬の「返品」をめぐる相談が一番多い。例えば、30代
女性の相談はこうだ。夫が家族に相談せず生後6カ月の犬を
購入したが、予想以上に鳴き声やにおいがひどいため
飼育を断念。購入翌日に返品しようとしたが、店に拒否された。
ほかに「購入後に病気が見つかったが、店が返品に応じて
くれない」などの相談もあり、ペットをめぐるトラブルの相談は
年30~60件に上る。
ペットブームを背景に、道内の犬の登録は06年度で
約27万2千匹に上る。同センターは「可愛くて衝動的に
買ってしまいがちだが、店の健康管理やアフターケアに問題がないか
よく確認して購入してほしい」と呼びかけている。
2008.10.15 朝日新聞
著作権第32条より「引用」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここでも、軽く考えてペットを手に入れたものの
後々後悔するケースが目立ちます。
ペットを飼ったときはいいとしても、それ以降に
生活環境の変化が全くないとは限りません。
何度も書きますが、よく考えてから動物を飼ってもらいたいです。
最近のコメント