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2009年1月17日 (土)

ペット治療ミス賠償金高額化

犬や猫などペットの医療過誤をめぐる訴訟で、敗訴した獣医師が

飼い主に支払う損害賠償が高額化している。昨秋言い渡された

東京高裁の訴訟審判決では、慰謝料が一審の倍額となる

40万円になった。最近の判決では、ペットを家族同然に

かわいがる飼い主の「愛情」を反映させた内容も多い。

専門家は「訴訟に向けた飼い主の相談件数は年々増えている」

と話す。

「我が子同様に可愛がり、強い愛着を抱いていた」

東京高裁で昨年9月にあった訴訟審判決で裁判長は

原告である神奈川県二宮町の主婦の愛犬、ミニチュアダックスフント

「桃子」への思いをこう認定した。

主婦は桃子が02年に診断ミスで適切な治療を受けられず

死にかけたと訴え、判決は約400万円の請求に対し

慰謝料や入院費など計約63万円の賠償を、横浜市内の

動物病院に命じた。桃子は07年1月死んだ。

判決は病院側の過失を指摘したうえで、主婦が

設備の整った環境で治療するために、自宅から離れた病院に

通ったことも考慮、慰謝料を一審横浜地裁判決の20万円の

倍となる40万円とした。主婦側によると、病院側は判決を

不服として最高裁に上告した。病院側は「係争中で答えられない」

としている。

ペットの医療過誤訴訟は1970年前後から起こされている。

68年5月には飼い犬の出産による死亡をめぐる訴訟で

東京地裁が飼い主の財産的損害と精神的苦痛の慰謝料として

獣医師に5万円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。

ペットは法律上は「物」扱い。ただ、近年はペットを家族同様に

可愛がる人が増え、ペットの購入価格も上昇した。

「飼い猫は家族の一員というべき存在」(02年3月の宇都宮地裁

判決)「夫婦にとってかけがえのない存在になっていた」

(04年5月の東京地裁)など、飼い主の精神的苦痛を

認定する判決も少なくなく、損害賠償は高額化。ここ数年は

顕著で数十万~数百万に上る判決も出るようになった。

人の医療過誤と同様に獣医師が死因鑑定をする訴訟もある。

ペット訴訟を多く担当する弁護士によると、相談がほとんどなかった

10年前と違い、今は年間10件以上の訴訟相談があるという。

弁護士は「『番犬』というイメージは昔の話。飼い主の『愛情』と

精神的苦痛の大きさを認める判決が増えていくのは

時代の流れからいえば当然だ」と話している。

2009.1.12 asahi.com

著作権第32条より「引用」

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人間と同様に「命」のある生き物という観点から考えると

ペットの治療ミスをめぐる訴訟があるのは、珍しいことではない

と思います。

世の中にペットブームの嵐が吹き荒れる昨今は

「ペット=物」というよりも、家族の一員で飼い主のことを

「ママ、パパ」と表現することに対し、抵抗を感じなくなりつつ

あります。

ペットロスという言葉があるように、愛情を込めて大切にしていた

ペットが医療ミスで死んでしまうことは、大きな精神的ダメージを伴う

ことになるはずです。

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