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2009年2月24日 (火)

《道々》犬猫の殺処分~命と向き合う責任を~

今月6日、秋田市の県動物管理センターで、県内で保護された

犬18匹と猫18匹の殺処分の現場に立ち会った。

中には、やつれた体で6匹の子犬に授乳していた母犬もいた。

前日まで職員が譲渡先を探したが、見つからなかった。

午前10時過ぎ、操作室で職員がボタンを押すと犬舎の壁が少しずつ

動き出した。さっきまで吠え続けていた犬たちは一斉に鳴きやみ

小さなハコの中に追い込まれていく。「耐えられる?」と所長が心配して

声をかけてくれた。「ペットとして飼われていたこの子たちの最後を看取る

責任が人間にはある」。所長の言葉を支えにした。

炭酸ガスが送り込まれ、約20秒で犬たちは意識を失い始め

約50秒後、最後の秋田犬が天を仰ぐように首を持ち上げて

倒れこんだ。

別室では、あの母犬と子犬たちが麻酔注射による処置を受けていた。

成犬は通常、ガスで処分されるが、最期は母子でとの職員の精一杯の

やさしさだった。導入麻酔で意識がもうろうとした母犬を職員が

やさしくなでる。親子を隔てていた壁を取り去ると

母犬はフラフラしながら子犬たちに寄り添い、2度目の麻酔で母子は

眠るように逝った。

昨年度、県内で処分された犬は620匹、猫はその倍以上の1314匹。

犬は10年前と比べると5分の1に減った。

センターでは1匹でも多くの命を救おうと譲渡事業に力を入れているが

活動が知られるに従い、「引渡し先を探してくれるんでしょ」と

安易に捨てに来る人も出てきた。

しかし職員は「ここは処分施設」と毅然とした態度で伝えるという。

譲渡対象となるのは、攻撃性がないなど厳しい検査と通り抜けた

ごく一部の犬猫だけ。成犬や猫の貰い手はほとんどいないのが現実だ。

「飼う前に家族で、この子と長くつきあっていくことを十分話合ってほしい。

命と向き合う意味を良く考えて」と所長は言う。

2009.2.19 読売新聞 秋田県

著作権第32条より「引用」

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動物を飼うことに対して、興味本位だったり

「友達が犬を飼っているから、私も」などと、安易な考えで

飼ってほしくありません。

飼うことは、その動物の一生を預かる・託されることなのですから。

この記事の中で、ちょっと気になることがあります。

>譲渡事業の活動が知られるに従い「引渡し先を探してくれるん

>でしょ」と安易に捨てに来る人が出てきた。

とありましたが、新たに飼ってくれる人を探す行為は

殺さないで済むので間違ったことではないと思います。

しかし、人の解釈や考え方、受け取り方は様々で

「誰かが何とかしてくれるから、捨てても構わない」と

考える人だっているはずです。

譲渡先を探して、貰い手が見つかれば譲る・・・

これだけでは、いつまで経っても処分される動物が減るとは

思えないし、同じことを何度も繰り返すだけのように見えます。

なぜ捨てられるのか?原因は何か?どうしたら捨てられないか?

そういったところから考えて、行動する方が先ではないですか。

「急がば回れ」という諺があるように。

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